第1663回 手術以来感じていた味覚障害が少し改善

  どういうわけか、このところ少し味覚が戻ってきました。昨年8月にクモ膜下出血となり、生まれて初めて救急車を要請。そのまま半分気を失った状態で大学病院へ。
 
 そこで、本人の意識は失われた状態で緊急手術が行われ、今もって気がついたのが翌日か数日後か不明ですが、ともかくベッド上で覚醒。

 聞くところによれば、この病気では3分の1が命を失い、3分の1が生還するものの重い後遺症が現れ、以後の生活に支障をきたすそうです。

 残りの3分の1が、後遺症もなく通常の生活に復帰できる人たちで、私の場合は医師の処置が早かったのか、技術(腕、技量)が良かったのか、この最後の3分の1にかろうじて滑り込んだ感じです。

 つまり重い後遺症は現れなかったけど、日常生活に若干影響がある後遺症が残ったということで、手術から1年後の現在でも、常に若干のふらつき、味覚異常、呂律の回りにくさ、そしてこれはあまり書いてきませんでしたが、字を書くとうまく書けないという後遺症があります。

 もともと字はへたくそでしたので、私はこういったコンピューターによるワープロ入力を重宝していましたが、字がうまく書けないというのは、手先の器用さが若干失われたということにも通じるようで、こういったブログの入力でも、誤字脱字が増えています。

 また大学時代からギターの演奏を楽しんだり、就職してからフルートの演奏を楽しんだりしていましたが、こういった指先の細かい動きを要する動作が、妙にぎこちなくなり、楽器の演奏はちょっとあきらめ気味です。

 まああきらめずに練習をすれば、それが指先のリハビリになるとは思っています。その意味では、こういったブログのためのキーボードによる入力も、手術後に比べて、今はかなり回復しました。

 そういったわけで、ふらつきや味覚障害、呂律、字を書くといった高次脳機能障害と呼ばれる一連の障害は、主治医からは「一生治らないので慣れるしかない」と言われていますが、それでも1年前に比べるとほんのわずかですが、それぞれ改善している兆候を感じます。

 中でも最近明らかに少し良くなったなと感じるのが味覚。味覚は舌で感じた食品の電気刺激を脳が解釈して味を感じると思いがちですが、ウィキペディアで味覚について調べてみると、味覚は食べ物を見た時に感じる視覚、口に入れた時に感じる食感や嗅覚、噛んだ時に感じる歯ごたえや咀嚼音、すなわち聴覚、飲み込むときの皮膚感覚に関係するそうで、要するに人間の五感全部が関係しているようです。

 その意味では、私の味覚がなぜ改善したのかという原因を特定するのは非常に難しいということになりそうですが、少なくともハワイ旅行で風邪をひいたときに感じたとてつもない食品のまずさの原因は、鼻詰まりによる嗅覚の衰えが原因だったような気がします。

 どうしてそう思うかと言えば、風邪が治って鼻詰まりが解消し、においが感じられるころから、味覚が少しずつ回復してきたからです。

 しかし今回はそれ以上に味覚が手術以前の状態に近づいたという感覚があるので、こういった五感を統合する脳の一部の部位に変化があったということなのかなと思っています。
 







 

Pagetop

第1662回 リハビリの効果は1年単位で現れる

 ハワイから帰国したのが9月12日ですから、すでに3週間が経過。旅行記を書き終え、ハワイ旅行のサイト(個人手配で行くハワイ旅行あれこれ)を作っているので、そちらにアップ済みです。

 帰国後前回書いたように数日間風邪の症状で悩まされましたが、風邪そのものは毎年のように体験しているので、対処の仕方は分かっているつもりです。

 問題は風邪に伴って感じたふらつきと味覚異常の悪化。ふらつきというのは、私の場合旋回性のめまいではなく、まっすぐ歩いているときなどに、突然体が左右にぶれて、その修正がすぐにできないという症状です。

 こういったことは退院直後に最も強く感じましたが、外部から見るともしかするとほとんどわからないかもしれません。酔っぱらいのようにふらふら歩くというような症状ではなく、まっすぐ歩いているとき左右に数cmから数10cmぶれるということです。

 こういった症状を何とか少しでも克服するために、日ごろからまっすぐ歩くように意識しないといけないと思い、1年間ウォーキング等を行ってきました。

 また朝起きた時、一通りのストレッチを行った後、最後にバランス練習として両足を縦にそろえて立ち続ける、片足だけで立ち続けるということを毎日続けてきました。

 やってみると分かりますが、両足を縦にそろえて立ち続けるというのは、普通の人でも意外に難しいと思われます。私の場合は退院直後は早い時で5秒ぐらい、頑張っても数十秒しか立ち続けることができませんでした。

 意識して「立つぞ」と思っているわけですが、ある瞬間に体が左右に傾くと、それを修正できず、その方向にどんどん体が傾き倒れそうになります。

 今はそれが少ない時で100秒ぐらい、多いときは200秒ぐらい継続して立っていられますから、1年でずいぶん進歩したなと思っています。

 ところが帰国直後はこの秒数が30~150秒ぐらいに減少。「こりゃひどいや」と思いました。立ち続けるというのは、要するに体が傾いたということを脳が素早く察知して、すぐに筋肉系を総動員して傾きを修正するのだと思っています。

 ちなみに傾きを察知するのは、最近ようやく分かってきたのですが視覚からの情報が大きいみたいです。これを確かめるのは簡単。上記の立ち方で目をつぶってみれば、すぐに倒れてしまいます。

 つまり人間が直立するというのは、耳の平衡感覚と目の視覚の情報を統合して、それを修正するためにどの筋肉に力を入れればいいのかということを脳が瞬時に自動的に判断しているからこそできるんだということです。

 ところが風邪をひいて耳の平衡感覚に支障が出ると、ここからの情報が混乱するためにふらつきの程度がひどくなるのではないかと思います。

 同様に味覚の悪化も、舌の機能がマヒしたわけではなく、風邪によって嗅覚の情報が混乱したため、味覚異常の程度が悪化したと考えられそうです。というわけで、今後もこういった不愉快な現象を避けるために、風邪をひかないようにしないとなと思っています。 

 しかし旅行記を書き終え、今は次の旅行はどうしようかなと前向きに考えているのですが、ネットでクモ膜下出血後の旅行という語句で検索すると、実に様々な人が悩んでいるみたいです。

 その意味では、手術後1年でハワイまで行って帰ってきた、しかも単独旅行で、というのはもしかしたら結構すごいことだったのかなと改めて思っています。

 手術がうまくいったことが一番大きな要素だとは思っていますが、その後何とか少しでも良くなりたいと毎日ストレッチやリハビリをしてきたことも一定の効果があったかなと思っています。

 ただこの効果ですが、1週間や一か月ではほとんど変化を感じられません。1年たってようやく、そういえば手術直後に比べてずいぶんよくなっているんだなと感じる程度です。

 リハビリで苦労されている方も多数いると思います。私もそうですが、効果がなかなか現れないため、つい不安になったりしますが、本当に目に見えない部分で少しずつ変化はあるようなので継続は大事だなと思っています。




 

Pagetop


検索フォーム

全記事表示リンク

フリーエリア

このページの内容は
以下のメインサイトで
ジャンル別に
まとめ直しています
「高血圧、アトピー、男の更年期」


スポンサードリンク




にほんブログ村に 登録しています
にほんブログ村 病気ブログへ


FC2ランキングに 登録しました

最新記事

FC2カウンター

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
心と身体
433位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
病気・症状
129位
アクセスランキングを見る>>

プロフィール

hoku

Author:hoku
 高血圧、痛風の薬を毎日飲み続け、季節によっては喘息やアトピー症状に悩まされながら、健康に気を使っている60代前半のおっさんです。

 一時期、妻の突然の病死による家庭環境の激変と、仕事の重圧で、若干自律神経のバランスが狂ってしまい、体が勝手な反応をしていました(不眠、動悸、イライラ、悪夢、めまい等)

 しかし最近はなんとかその症状を乗り越え、これまで自身が体験してきた病歴と治療状況を詳細に報告しています。どなたかの参考になれば幸いです。

 ちなみに写真は私の大好きなハワイのダイヤモンドヘッドで撮影したものです。