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第1785回 高齢化社会の中のリハビリ病院の存在は大きい

  母親の病院は2棟建てで、1階は左右に長い通路があります。右に進むとカフェがあり、正面に小さなコンビニとエレベーター。左に進むと広い空間があって、そこにリハビリに使う多数の機械やマットが敷かれています。

 通路の長さは端から端まで50mぐらい。そこをある程度リハビリが進み、自力で歩けるようになった多数の患者さんたちが、歩行器や杖を使ったり、場合によってはそういった補助器具なしに日々ゆっくりゆっくり行き来しています。
 
 目を離しても大丈夫だと判断された患者さんは、そういった歩行を自主的に行っているわけで、その姿を見ると、2年前の自分自身のリハビリを思い出します。
 
 私の場合は突然のクモ膜下出血で、すぐに救急車で大学病院に搬送。そこで手術と急性期のリハビリを受けました。幸いにも手術は成功しましたが、数日後に覚醒した時、家族に私は「お花畑が見えた」と言ったそうで、今はそのことも覚えていないのですが、まさに一種の臨死体験をしたようです。
 
 その後急性期としてのリハビリを開始。最初は寝返りをうつ方法、ベッド上に座る、ベッドの傍らに立ち上がるというようなリハビリを行いましたが、この頃の記憶は今も曖昧。
 
 損傷を受けた脳が必死になって修復に努めていたのだと思いますが、ともかく短期記憶が出来ない。すぐに忘れてしまうと言うことを自覚したので、なるべくメモをするという習慣が出来ました。
 
 さらにベッドから車いすへの移動、車いすを使った移動を行えるようになると、次が歩行器。歩行器に掴まって移動が出来るようになると、トイレにも自力で行けるようになり、ず~っとくっついていた導尿感も外れ身軽になりました。
 
 そして急性期のリハビリ。車いすでリハビリ室に行って、先ずは平行棒の間で車いすから立ち上がる訓練。10回を10セットなんて言われてびっくり。

 「そんなに出来るか」と思いましたが、休み休みやっているうちにだんだん立ち上がるのも楽になってきました。さらに平行棒を渡した5mぐらいの距離を、棒に掴まりながら二本足で往復。

 これを10回とか20回繰り返していると徐々に歩く力も回復。これが出来るようになると歩行器を使って歩く練習。というように徐々に日常生活に近づける過程を経て、ある時回復期病院への転院を進められました。

 「えっもう放り出されるのか」とちょっと不満も覚えましたが、急性期病院と回復期病院ではそのリハビリの趣旨も違うようで、要するに私は急性期を脱したと判断されたようです。

 そうやって転院したのが、今母親がお世話になっている病院で、ここで働くスタッフの明るさにずいぶん助けられました。前にも書きましたが、ともすれば自分の体力低下に愕然とする毎日でしたが、皆さん一生懸命褒めてくれます。

 「あれが出来て良かったです」「実に良い調子です」「なかなか器用ですね」なんて言われていると、ついその気になってリハビリにも気持ちが入ります。

 スタッフのほとんどは若い方たちですが実に献身的。「今時の若い者は・・・」なんて愚痴を言うシニアもいますが、とんでもないです。

 というわけで、今、母親がやっているのと同じようなリハビリを私も行い、100%とは言えませんが無事社会復帰。リハビリ病院とは、現在の高齢化社会では大きな期待を背負っているんだろうなと改めて感じています。

 しかし実際の病院のスタッフの動きを見ていると、実に大変そう。特に母親も感じているようですが、認知症絡みの患者さんへの対応が実に厳しそう。

 もはや肉体的なリハビリとは関係なく、精神的なリハビリが必要なのではと思われる人もいるようで、スタッフの疲労度は高いだろうなと想像しています。

 まあ結論はないのですが、そんな人たちが少しでも明るく働ける職場であってほしいなと願っています。

第1618回 脳卒中を起こす10の因子があった

  さて心機一転、気持ちを改めて健康についていろいろ思うところを書いていきたいと思いますが、この間健康関連で様々なニュースが飛び込んできているので、それらをネタに感想なり意見を書いてみようかなと思っています。

 で今日ですが、クモ膜下出血にも関連しますが、脳卒中に関して。脳卒中は脳の血管が破れるか詰まってしまう事により、脳内の一部組織に血液が届かなくなり、障害が起きる病気です。

 血管が詰まった場合が脳梗塞、破れた場合が脳出血、クモ膜下の血管が破れた場合がクモ膜下出血となり、これら代表的なパターンのようです。ただしこれ以外にちょこっと詰まってすぐに回復するという場合もあるようで、一過性脳虚血発作というのがあります。

 原因ですが血管自体が硬化して細くなるとか、血管内に異物が浮遊し、それが細い部分でつっかえるという事もあるようで、いずれもこういった症状が生じればかなりのダメージが脳に起きると考えて良さそうです。

 私が入院中にも、一緒にリハビリを受けている人は大勢いましたが、その大半は外から見ても全く異常はなく、何か動作を始めるとどこかの部位が動きにくいという人が多いようでした。

 聞いてみるとこういった人のほとんどは脳梗塞だということで、私のようなクモ膜下出血は珍しい(患っている人が少ない)印象でした。

 実際ネットで患者数を調べてみると、正確な数字は不明ですが一番多いのが脳梗塞、次が脳出血、そしてクモ膜下出血となるようです。

 でこういった疾患の原因ですが、基本的には私も気にしている動脈硬化にあるそうです。で問題はこの動脈硬化を加速させる因子があるということで、これらに注意すれば進行が防げるという事です。

 この因子は全部で10個あるそうですが、これらを取り除けが、脳卒中の9割は予防できると書かれています。ではその因子とは何か?

 第1位はご存知高血圧。全世界的な統計から導き出された結論だそうですが、高血圧をコントロールできれば脳卒中リスクは48%低下するそうです。(データには残念ながら日本人は含まれていないそうです)

 では高血圧以外の因子は何か。運動不足36%。(数字はリスクを低下させる寄与度です)血中脂質27%、質の悪い食事23%、肥満19%、喫煙12%、心疾患9%、飲酒6%、ストレス6%、糖尿病4%だそうで、これらをすべて組み合わせるとリスクは9割低下するそうです。

 というわけで必死になって高血圧をコントロールする必要あるわけで、私の場合それ以外に血中脂質が該当します。ただ問題はどうやって改善するかですね。


第1504回 バンコク旅行でウォーキングとマッサージを楽しんできました

 7/30~8/9までの10泊11日という比較的長い期間、バンコク、パタヤ旅行に行って来ました。滞在中歩数計を常にポケットに忍ばせて、どのくらい歩いたかを記録していたのですが、毎日特にすることもなく、街中をフラフラしているだけで、ほぼ1万歩となりました。

 14000歩ほど歩いた日もありましたが、さすがに「こりゃ足が疲れたな」と感じました。でもまだ15000歩程度は歩けると言う自信にもつながりました。

 老化は足から来るというような話も多くあり、歩かなければ心肺機能も衰え、更に筋肉がかたくなり、バランス感覚や脳の働きも衰えるという事だと思います。

 つまり歩くというだけで、全身症状の改善になるということで、当然ながら認知症予防にもなりそうです。また、あそこに行こう、この辺を歩こうという目的を持って歩いていれば、大脳の活性化にもつながります。

 一方、タイの場合は疲れたときに「足のマッサージ」をしてもらうという特典?もあります。だいたい1時間程度のマッサージで、600~1500円ぐらい。以前は300~1000円程度でしたから、値上がり傾向は顕著です。

 値段の差は店の規模、設備、雰囲気、場所、マッサージ士さんの技術によって変わるのですが、設備さえ良ければ気持ちの良いマッサージを受けられるというものでもないです。

 結局はマッサージ士さんの力の入れ具合、経験度、技術力と言ったものが一番大事な部分で、過去に高いだけで痛い思いしかしなかった経験もあります。

 もちろん痛い思いをするぐらいの強いマッサージを望む方もいるはずなので、このあたりは相性もあるのかもしれません。しかしもともと骨も細く、華奢な体つきをしている私の足は、筋肉もりもりになっているわけがなく、そういった足に対して容赦なく力を入れてマッサージをする人がいたら、やはり技術力がないと思われてもしょうがないと思います。

 ちなみにマッサージですが、足の指の先端から、指、甲、足の裏、足首、ふくらはぎとその周辺、膝関節、太もものあたりまでが、フットマッサージと呼ばれる種類の一連のコースです。

 同じ力加減でマッサージを受けても、時にツボにはまるというか、特定の場所が痛むこともあり、それはその近辺の組織が硬くなって、血流も滞っているのではないかと思えます。

 うまいマッサージだと終了が近づいてくる頃、なんとなく足が軽くなったような気分に浸れます。足に羽が生えたようだという表現もありますが、それはさすがに無理。ただ足取りが軽くなるという体験は貴重です。

 最後におまけとして、頭の周辺、こめかみ、うなじ、首の裏側、肩、肩甲骨周辺や背骨の両側をマッサージしてくれることもあります。これをやってもらうと、首の周辺の筋肉が如何に固くなっているかがよく分かります。
 
 というわけで、ひたすら歩きまわって、疲れた筋肉をほぐしてもらい、また歩き回るという旅行スタイルで無事帰国。ただ滞在中に懸念だった気管支炎の症状がちょっと出てきたので、今回は海外旅行中の初病院体験もしてきました。

 これについては明日以降にまとめようと思います。
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プロフィール

hoku

Author:hoku
 高血圧、痛風の薬を毎日飲み続け、季節によっては喘息やアトピー症状に悩まされながら、健康に気を使っている60代前半のおっさんです。

 一時期、妻の突然の病死による家庭環境の激変と、仕事の重圧で、若干自律神経のバランスが狂ってしまい、体が勝手な反応をしていました(不眠、動悸、イライラ、悪夢、めまい等)

 しかし最近はなんとかその症状を乗り越え、これまで自身が体験してきた病歴と治療状況を詳細に報告しています。どなたかの参考になれば幸いです。

 ちなみに写真は私の大好きなハワイのダイヤモンドヘッドで撮影したものです。