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第1817回 痛い思いをしながらトイレへ

  手術後個室のベッドに戻ってきたのが11時ごろ。枕元にはナースコールのボタンが置かれ、私は仰向けになって寝た状態。左側には点滴台があり、そこから栄養剤と思われるものがぽたりぽたりと落ちています。

 当然左腕には点滴用の注射針が挿入されたままで、何とも不愉快。ただし痛みはほとんどなし。結局この点滴は、3時ごろ一度交換となり、「やれやれやっと終わったか」と思って看護師さんをコール。

 しかしあらわれた看護師さんの手には新しい点滴用のビニール袋があり、単に交換。これが全部なくなったのが夜の7時ごろ。再度看護師さんをコールすると、ようやく点滴が終了。

 「ちょっと痛いですよ」と言われつつ、針が抜かれ、この時ようやく挿入されていた針が通常よりちょっと太い輸血用を兼ねた針だったことを確認。

 針そのものも見せてもらいましたが、確かに太く長かったです。こんな針が静脈内に入っていたんだと想像するとちょっと気分が悪くなったので、慌てて想像を打ち消します。

 この間点滴をした状態で1回だけトイレに移動。これが結構大変。まず最初に電動ベッドの利点を最大限に生かして、上半身を機械の力で持ち上げます。

 この間鼠径部はやはり痛みますが、自力で腹筋を使って起き上がるよりはるかに楽です。上半身が起き上がったところで、太ももを腕で持って持ち上げ、ソ~っとベッドのわきに降ろします。

 自力で足を持ち上げちようとすると腹筋を使うので痛みが増しますので、これを避けるためです。これらの行為を両足で行い、何とか靴を履いて、次が立ち上がる動作。

 これも腹筋や背筋を使うため、力の入れ加減が難しい。ベッドの枠や点滴台の取っ手につかまりながら、腹筋ではなく腕の力で上半身を立ち上がらせます。

 ようやく直立二足歩行ができる状態になったところで、点滴台を杖代わりにしながら、数十cmずつ足を動かして移動を繰り返しトイレへ。

 個室の良いところはトイレ付きだということですが、悪いところはトイレまでの距離が長い。トイレまで自力で行けないことも考慮されてベッドの傍らには尿瓶も用意されていたようですが、使用せず。

 何とかトイレに達して、小用を済ませようと病院から支給されたパジャマ代わりのズボンをずりおろしてびっくり。なんと大人用の大きなオシメ(ライフリーです)が装着されていました。

 このことはトイレに行くまで全く気が付いていませんでした。というわけで、何か所かのテープをベりべりとはがし、おしめを撤去。手術痕は怖いので見ないようにして小用。

 点滴を受けたいたせいか尿量はいつもより多い感じでした。小用を済ませ、そのままズボンをはいてベッドに戻り、途中で持参した着替えの中からパンツを取り出し、ベッドに腰かけてなんとか装着。

 ようやく人心地がついたところで、上半身をベッドに預け、静かにベッドを水平状態に戻します。しかしトイレへの移動時の痛みは、前回の左鼠径部の術の時に比べるとかなり少ない。

 原因は不明。もともとそういう体質なのか、手術がうまかったのか。もしくは麻酔の関係や痛み止めの効果かも。
 

第1816回 手術を終えて病室へ移動

 手術は無事終了。私が目覚めて喉の症状が落ち着いた頃を見計らって、「それではこれから病室に戻ります」と言われ、手術台から数人がかりで持ち上げられて移動用のベッドへ移動。

 私の方は意識が戻ったとはいえ、全身麻酔の後遺症の影響から完全に脱出したとはいえず、周囲の状況は3割ぐらいが夢うつつの状態です。

 移動用ベッドに移されて移動が始まると、これは過去にも経験したことですが、目を開けると天井が飛ぶように過ぎていきクラクラするので 、目をつぶったままエレベーターに乗車。

 そのまま病室まで移動し、同行していた数名の看護師さんの手により、またしても体全体を持ち上げられベッドに移動。病室には妹と息子も待機していて、ほっとした様子。

 しかし病室には戻ったものの、声を出すのが結構もどかしい。移動を手伝ってくれた看護師さんたちは、「何かあったらこのボタンを押してナースを呼んでください」と言いおき退室。

 とりあえず静かな環境になったところで、妹や息子に「もう大丈夫だから、いつ帰ってもいいよ」と何とか伝えて、そのままうつらうつら。

 時刻は11時前後だったと思うので、手術に要した時間は予想通り約2時間。実際の手術時間は1時間程度かと思われますが、入室から手術準備、点滴確保、睡眠、全身麻酔という時間や、手術後の覚醒という時間を含めて2時間ぐらいだと思われます。

 ちなみに前回左鼠径部のヘルニア手術は下肢麻酔で行われました。この場合は点滴を確保してから、腰椎に麻酔注射を行うわけですが、この注射そのものは、周辺に事前に局所麻酔が施されるようで、痛みは全くなし。

 ただ手術後に覚醒してから数時間は下半身が全く動かず、当初私は手探りで腰部をさわったりしましたが、手で触れているのが固い箱のようなもので、脳はそれがなんであるのか全く理解しなかったようです。

 あとになって、麻酔が徐々に切れて分かったことは、その固い箱のようなものは私の腰骨だったという認識になるのですが、不思議な体験でした。

 またこの時は、麻酔が切れてからの痛みが激烈で参りました。しかし今回は病室に戻ってから全身麻酔の影響はあまりなく、体の違和感は全くなし。

 痛み止めの効果もあるのか、足を動かすと痛いのですが、「激烈」というほどではなかったです。もちろん痛み止めが処方されていたのだと思いますが、「これなら日帰り出術で痛み止め服用で帰宅も可能かも」という印象です。

 ただし夕方になって痛み止めが切れてくると(効果は服用後6時間ぐらいだそうです)、やはり痛い。ずっと同じ姿勢で仰向けになっていると、どうしても足を動かしたり、寝返りを打ちたくなります。

 当然恐る恐るそ~っと動かすわけですが、そのたびに「ズ~ん」という感じの重たい痛みが患部を襲います。その頃には妹や息子はすでに帰宅していて、私は病室に一人だけ取り残されていましたから、個室の利点を生かして、遠慮なく「いててて」と声を出します。

 その間1時間ごとぐらいに若くて可愛らしい看護師さんが入れ代わり立ち代わりで病室を訪れてくれ、検温や血圧測定、聴診器で診察、患部の様子を視認してくれます。

 ちなみに手術直後の体温は37.5度まで上昇。また血圧も降圧剤を停めたせいか155/95とちょっと高い。というわけで翌日から再び降圧剤を飲んでくださいという指示になりました。
 

第1815回 手術後目覚めてみると

 今回は「眠くなるぞ」と多少身構えていて、眠る瞬間というのを何とか意識しようと試みたのですが、そういった努力は全く報われず、声を聴いて1分もしないうちに眠り込んだようです。

 ちなみに体内を血液が一周する時間は、全血液量(およそ5L)と心臓が1回拍動して押し出す血液量(約80mL)、1分間の拍動数(60回ぐらい?)から計算出来て、約1分となります。

 つまり腕の静脈に入った睡眠薬は心臓を経て脳に循環することになるわけで、この距離なら足先よりも早く循環しそうなので30秒ぐらいで到達ということになりそう。

 さて眠り込んだ後に手術開始となるわけですが、その間どのようなことが行われていたのかは、手術後の覚醒時点での状態から推測するしかありません。

 まずは気管にチューブが差し込まれ、人工呼吸の開始。同時に下半身を完全に露出させられ、何とも恥ずかしい格好で手術開始。とはいえ当人は昏睡中ですから、恥ずかしいもへったくれもありません。

 剃毛はされず、右鼠径部の7cmほど上のあたりを、水平方向にメスで切開。あとは神経を傷つけないように患部を露出し、筋肉と腹膜の間にメッシュを挿入。

 最後に縫合して、気管に挿入した管を抜いて終了ということになるのだと思いますが、出血はほとんどないということでした。ただし「ほとんどない」というのがどのくらいの量なのかは分かりません。

 というわけで当の本人は「眠くなります」という声を聴いて、数十秒で意識を喪失。「○○さん、手術終わりましたよ。起きてください」という声掛けが聞こえるまではあっという間。

 ただ全身麻酔ですから、起きた当初は朦朧。最初は自分がどこにいるのか分からなかったような気がします、徐々に意識が戻ってきて、周囲に医師や看護師さんがいることを確認。

 「ああそうか、鼠径部ヘルニアの手術を受けたんだ」と思った瞬間、喉が妙にがさついていることを意識。咳ばらいを10回ぐらい繰り返したと思いますが、10回目ぐらいの時にひときわ大きな咳払いが出て、同時に痰の塊が口の中に。

 仰向けに寝ている状態ですから、そのままだと気管が詰まってしまい、この時はちょっと慌てて口の端からその痰を押し出そうとしました。

 するとその様子を見ていた看護師さんが素早く「ちょっと待ってください」と言いつつティッシュを用意。私が押し出した痰をティッシュで拭ってくれ、その後呼吸がずいぶん楽になりました。

 とはいえ咳払いはその後も寝るまで続きました。ちなみに手術が終わって下半身露出状態から、大人用のオシメが装着された様で、そのことはあとで病室に戻ってから、トイレに行く段になって初めて気が付きました。

 手術後に小や大をもらしてしまう人もいるようです。なおこのオシメ。私が良く見るテレビ番組笑点のコマーシャルでよく出ている「ライフリー」というものでしたが、大人用は結構大きく、コマーシャルでいうところの「誰も気が付かない」というのはちょっと誇張かも思いました。

 ただ装着していたこと自体はトイレに行こうと思ったときまで意識していなかったので、装着感は良かったのだと思います。


第1814回 点滴管の挿入で痛い思いをしました

 手術着を着て、移動用にいつものカジュアルシューズを履いた格好は何とも珍妙ですがしょうがないです。若い看護師さんに言われるまま通路を20mほど歩いてエレベーターへ。

 その間通路を行きかう人もいて、「ああ手術をするんだな」と思われているんだろうなと思いながらエレベーターに乗車。降りたすぐ前が手術室の入り口。

 看護師さんがドアを開け「さあどうぞ」と言われた先は、手術室と一般の通路を隔てる待合室のようなところで、ここで頭に帽子をかぶせられ、靴を手術室用のスリッパみたいなものに履き替え。さらに眼鏡をはずされ、周囲がすべてぼやけます。

 私の視力は、近視、乱視、遠視が複雑に組み合わさって、裸眼になると視力は0.06ぐらい。かろうじて障害物が見えますが、その障害物の詳しい様子はさっぱり不明。

 椅子に座ってしばらく待機していると、中からインターホンで「入室してください」と言われます。周囲の状況があまり見えないまま立ち上がり、「こちらです」と言われた方向にゆっくり歩くと奥の方に手術台が見えました。

 緊張感が高まるところですが、既に一度左鼠径部の手術を経験していますので、思ったより緊張していない感じ。言われたベッドに横になると、そこから「よういドン!」という合図があったかのように手術準備がテキパキ進みます。

 周り中に医師や看護師さんが集まって、必要な機材を体にどんどん装着。最初に心電図計。装着した瞬間にピッピッという音が手術室に響き渡り、これを聞くと若干緊張。

 さらに血圧計が装着。すぐにブ~ンという音が聞こえ腕が圧迫される感じ。ただしどのくらいの血圧だったのかは不明。たぶん壁面に表示されていたのではないかと思いますが、どうせ見ても見えないので諦めて目をつぶっていました。

 次が点滴針の挿入。これが一番痛いということが分かっていましたので、つい力が入りそうになりますが、なるべく脱力を意識。「ちょっとチクッとします」という声を聴いた瞬間、「チク」ではなく「グサッ」という印象で針が左手甲の静脈に挿入。

 ところが挿入後にも針が血管を探っている感じで、これもまた結構痛い。5秒ぐらい探っていたようですが、どうもうまくいかないようで、結局1回目は失敗。

 続いて2回目。同じ痛さをまた感じたもののこれも失敗。内心「もう勘弁してくれよ」と言いたくなりましたが、これを通過しないと手術に入れません。

 頭上では、点滴挿入の係りの人にいろいろ指示が飛んでいる感じですが、内容は不明。そして3回目。しかしまたしても失敗。この時点でついに手の甲への点滴管の挿入は断念されたようで、今度は左手首の上、10cmぐらいのところに針が挿入。

 痛い思いをしましたが、これはうまく行ったようです。しかし血管内に入った針をさらに奥まで挿入している感じで、針がズズッと進む感じがあり、これがかなり痛い。

 思わず顔をしかめて、小さく「痛い」という声も出てしまいましたが、まあ何とか終了。「何回もすいませんでした」という謝罪の言葉もありましたが、後で聞いたら、私の場合は手術中に輸血の必要が生じる場合を考慮して、通常より少し太い針が使われたようです。

 というわけで、手術準備がようやく完了。ちなみに今回は手術に際して剃毛はされませんでした。また浣腸等もなしです。その間口には酸素のマスクが装着されていました。

 やがて「眠くなります」という声がかかったと思ったら、1分も経たずに寝てしまったようです。
 

第1813回 鼠径部ヘルニアの手術準備

  20日木曜日の午後は、病室に入れ代わり立ち代わりいろいろな人が訪れて結構慌ただしい思いをしました。しかし夕方5時を過ぎるとそういった人たちの訪問も一段落。

 ようやくゆっくりできるようになり、病室に来る通路の途中にあった休憩所で、水とテレビカードを購入。これを使ってテレビを見ていると、しばらくして夕食が運ばれてきました。

 前回の入院時にも感じましたが、私は普段は父子家庭なので、調理は私が担当しています。それに比べると、黙って待っていれば食事が出てくるという環境はつくづくありがたいなと思えます。

 ただし味は病院食ですから絶品というわけではありません。しかし塩分等にも配慮されているので、血圧には良いなと感じました。ちなみに量は少なめ。まさに腹八分目で、ちょっと物足りない気はしました。

 食後はテレビを見たりしましたが、一番活躍したのは春から使い始めた格安スマホ。これでメールやニュースを見て、飽きたらユーチューブの動画を見ていましたが、結構暇つぶしになるなと感じました。

 食事を終えてしばらくして備え付けのバスルームでシャワー。身ぎれいになって病院着に着替えると、なんだか急に重い病人になったような気がします。

 着替えてしばらくすると最後に血圧や体温のチェックがあったものの、その後は原則放置。というわけで、9時半ごろ早めに就寝。(定刻は10時就寝です)ベッド幅がシングルサイズなので、寝返りを打つと足が外に出てしまいそうになるのが唯一の欠点でした。

 ちょっと蒸し暑く、また翌日に控えた手術への緊張感からか、眠りも浅いようでしたがとりあえずトロトロと眠り、6時の「検温です」というアナウンスで起床。

 体温は6.5度ぐらい。しかし血圧がちょっと高めの143/90。看護師さんから「6時から6時半の間に飲んでください」と言われ渡されたのが紙パックに入った「アルジネードウォーター」2パック。

 「無理に全部飲まなくていいです。味もいまいちかも」と言われたのですが、飲んでみると、蒸し暑かったせいかちょっと喉も乾いていて、味もそれほど悪くなかったので、2パック250mLを全部飲み切りました。

 この製品について調べてみるとアルギニン、亜鉛、銅を補給する一種の栄養機能食品のようです。術前術後の栄養補給という意味合いなのかなと感じました。

 その後は息子や妹と連絡を取り合い病室で待機。手術時には緊急時に備えて家族が立ち会う必要があるようです。「では家族がいない一人暮らしの人はどうするのか?」ということがちょっと気になりました。

 8時半過ぎに妹が病室に到着し、いつも残業で忙しい息子は8時50分ごろ到着。同時に看護師さんが手術着を持って現れ着替え。

 この手術着あちこちにホックがついていて、それを外せばあっという間に裸同然の格好になります。若い看護師さんに手伝ってもらいながら着替え。着替え終わると、ますます重病人になったなという気持ちが高まります。

 さらに渡された弾性ソックスを履いて準備完了。いよいよ手術室への移動です。


第1812回 手術は無事終了、帰宅しました

 20日の木曜日午後1時半ごろ大学病院へ。予定通りタクシーで行きました。3千数百円をカードで支払って入院受付の窓口に行くと大混雑。

 受付機から発行された番号を見たら6人待ちぐらい。しかしこれは入院受付だけですから、退院受付等を入れると10人待ちぐらい?窓口は5つぐらいオープン。

 当然ながら入院のほうがいろいろな書類が必要で、必然的に時間が長くなります。15分ほど待って受付。診察券、保険証、入院申込書、事前準備金を支払って、さらに個室の申し込み。

 手続きそのものは5分ぐらいだったと思います。渡された書類を持って、今度は病棟のあるナースステーションへ。目のあった可愛らしい看護師さんに書類を渡すと、その場で体重と身長を計測。

 その後、すでに部屋が決まっていたのかすぐに案内。通路を奥に進み、一番奥へ。入ってみると前回左鼠径部手術を行ったのと同じ広さの、ホテルで言えばスイートルームぐらいの部屋。

 一番高価な部屋になったようで、ドクターXというテレビ番組では、VIPが入院するとき使われるような部屋でした。差額のベッド料が2.7万という部屋で、もっと狭くてよかったのになあと思いながら入室。(1万程度の個室もあるようですが、たぶん満床)
 
 部屋内はシングルサイズの電動ベッドがあり、応接セットもついています。大型冷蔵庫やクローゼットも整っていて、トイレとバスルームも独立。まあ至れり尽くせりですが、お金の力はすごいなと感じました。

 到着後は基本的にやることはほとんどなし。設置してあった机の椅子に座って、「何をしよう?」と考えていたら、またまた若い看護師さんが現れて、血圧と体温を測定。血圧は124/75で体温は36.5度ぐらい。順調です。ついでに聴診器で診察。

 さらに入れ替わるように麻酔科の医師と面談。これまでの既往症やアレルギー等について質問され、丁寧に回答。今回は全身麻酔ということで、いろいろ気を遣うことがあるようです。

 心配だった気管への管の挿入について聞いてみると、挿入や抜き出すときは、基本的に意識がない状態ですが、目が覚めた後喉に違和感が生じるということでした。これは翌日実際に体験することになります。

 次が手術を担当する医師と面談。患部を見てもらい、現状の確認。手術を行うことについては特に問題なしと判断されました。

 さらに今度はまたまた可愛らしい薬剤師さん。常用している薬(降圧剤、抗コレステロール剤)と、既に休薬しているバイアスピリン(血液サラサラ薬)を申告。これらの明日以降の服薬をどうするかということですが、基本的に休薬となるようです。

 これで一段落かと思ったら、またまた新たな看護師さんが現れて、足首とふくらはぎの太さを測定。どうやら手術中は弾性ストッキングの着用が必要になるようで、そのための事前測定です。

 さらにさらに次がまたまた採血だそうで、血液型の確定だそうですが、3本採血。技術的にうまいようで、ほとんど痛みは無し。ちなみに採血時に「痛いかも」と思って力を入れるとかえって痛いということが分かりました。

 なるべく脱力するようにしてから、楽になりました。結局夕食時まで入れ代わり立ち代わりで人が現れましたので、前日午後2時の事前入院の指定もやむを得ないなという感じです。


第1811回 鼠径部ヘルニア手術の入院日です

 前回更新してからあれよあれよという間に日にちが経過。今日は手術入院の当日で、午後から大学病院に向けて出発です。一応午前中に持っていくものをまとめました。
 
 まあ数泊の予定なので、国内旅行だと思えばよいわけで、しかも入院中は病院着になりますから往復の移動に使う洋服と、下着があれば十分。

 他に洗顔用具やスマホ、パソコンも用意しました。前回の手術では、術後かなり痛みを感じたのですが、翌日にはその痛みもかなり消えましたので、パソコン等の作業も可能かもと思っています。

 またその他の時間つぶし用に、先日図書館から本を数冊借りてきました。部屋は、手術後の痛みを考えて個室を希望していますが、こればっかりは病院側の都合でどうなるかは不明。ただ個室になれば、パソコンやスマホは遠慮なく使えます。

 手術そのものは、最初に点滴管を挿入するための注射がちょっと痛いのですが、その後麻酔が効いてくれば、痛みは全く感じることなく手術が行われることは分かっています。

 ただ前回書いたように全身麻酔で気道に管を入れるということが唯一の心配でした。そこで主治医にそのことを尋ねると、「全く気が付かないはずです」と言われちょっと安心。
 
 ちなみに私は3年前にクモ膜下出血の手術も経験しているのですが、どうやらその時も全身麻酔が行われたようです。しかし目覚めてからはそういった気道に管が入っていたという自覚は全くなかったので、「なんだ経験済みだったんだ」とちょっと安心しました。

 というわけでリビングに持参するものを積み上げ、入院用に用意した古めかしいボストンバッグにこれらを入れ、出発準備完了。病院までは、本来なら息子に送迎してもらいたいところですが、仕事が忙しいようなのでタクシーを使う予定。

 しかし今調べたら4000円ぐらいかかるらしいので、ちょっとがっくりです。とはいえ安心には代えられない。電車やバスで行く方法もありますが、最寄り駅まではタクシーを使わざるを得ず、それならしょうがないかなと思っています。

 病院に到着したら入院手続き。その後は今日は暇。一人部屋ならネット三昧か読書。4人部屋ならテレビ視聴でしょうか。まだ元気なので病院内を歩き回るのもありかもしれません。

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hoku

Author:hoku
 

 50代半ばで妻を失い、その後の自律神経失調症症状で、50代後半に早期退職。既往症は喘息、アトピー、高血圧。さらに60代になって鼠径部ヘルニア、クモ膜下出血も経験しました。  このブログはそういった経験を踏まえて、日ごろの健康生活についてまとめているものですが、いつの間にか早期退職後10年以上が経過しています。