第1511回 気管支炎等で処方される抗生物質について

 気管支炎は気管支付近で起きる異物と免疫細胞の闘いによって生じるもので、その残骸が痰になることが分かりました。予後ですが、異物がすべて排出されるか、異物の増殖が免疫細胞に寄って抑制され、最後は消滅すれば病気が治ったという事になりそうです。

 というわけで、これらすべての過程を、自分が持っている免疫細胞の力によって行う事が出来れば別段薬はいらないわけですが、異物の量が多い、若しくは自分自身の免疫力が弱くなっている場合は薬に頼ることになります。

 ではどんな薬が考えられるか。先ずは異物の増殖を抑える薬が考えられますが、これが抗生剤になります。しかし近年あまりに抗生剤を安易に利用したツケで、抗生剤が効かない、いわゆる耐性菌の存在が問題になっています。

 ということは逆に言えば、普段の風邪、インフルエンザ、咽頭炎、気管支炎と言った症状で、安易に抗生剤を使っていると、自分の体の中に耐性菌が生まれてしまい、症状が重くなっても抗生剤が効かないという場合がありそうです。

 その意味では、気軽に抗生剤を処方する医師がいたら、ちょっと気にしても良いのかもしれません。しかし今回の私の気管支炎では、明らかに日に日に少しずつ症状が重くなっていくように感じましたから、これは免疫系が負けている証拠です。

 そのままにしておけば肺炎に発展する可能性もあり、多くの高齢者が最後は肺炎で亡くなっていることを知っているので、軽いうちにきちっと治したいという気持ちがありました。

 ところで抗生剤ですが、これは細菌類の増殖を抑える薬であって、ウイルスやか化学的有機物質には効果がないと思われます。つまり自分の気管支炎の症状が何に由来するものかという事を把握しないといけないことです。

 その目安になるのがどうやら痰の色のようで、黄色や緑っぽい色のものは細菌性のものであると判断して良さそうで、その場合は抗生物質で効果が出るという事です。

 ただし耐性菌の問題がありますから、安易に長期間服用するのも問題です。かといって多少症状が改善したからと、医師に言われた服用期間を勝手に短縮して途中でやめてしまうと、再び細菌の増殖が活発になり、慢性的な気管支炎になることもあるみたいです。

 というわけで、抗生剤はどうやら5日間程度処方されるようなので、この間はきちんと服用し、後は自分の体力(免疫力)でカバーというのが基本になりそうです。

 次に抗生剤ですが、要は細菌の増殖を抑制する薬です。抑制するにはどうしたらよいかという事ですが、これは二つの方法があるような気がします。

 一つは細菌そのものを破壊・駆逐する方法。もう一つが、細胞分裂の過程を邪魔することで、増殖を抑制するという方法です。

 ネットで調べてみると、抗生剤は大きく以下の5種類ぐらいに分かれているようです。

・ ペニシリン系

・ セフェム系

・ マクロライド系

・ テトラサイクリン系

・ ニューキノロン系

 次回はこれらの作用について、個々に調べてみようと思います。




 

Pagetop

第1510回 気管支炎が発症するメカニズムとその対策

 気管支炎が起きる場所が分かりました。さらに気管支炎が起きる原因も分かりました。結局気管支炎はみぞおちのちょっと上の方にある気管が枝分かれする気管支の周辺に、外部からウイルスや細菌、その他の異物が付着することが原因です。

 いったん付着すると、生体はそれを敵とみなし、免疫反応が活発になり、その部分に免疫細胞が集まり、異物と闘うことになります。

 その時体力というか免疫力が勝っていれば、闘いはやがて終息し、あとには免疫細胞と異物が闘った後の残骸が残ることになります。

 この残骸がたまりすぎると気道が狭くなり、息苦しくなったりします。そういうことにならないようにするため、気道内の内側の繊毛がこれらの異物を気道内の分泌物と一緒に丸め込みます。

 これがになるわけですが、症状が軽ければ、これらの濃度は薄くなり、重ければ濃度の濃い痰が生成され、繊毛で運ぼうにも運びきれない、という状態が生まれるはずです。

 繊毛が運びきれない場合は、そのままだと呼吸困難に陥りますから、生体はそれらの塊を咳によって排出しようとします。当然ながら、この時痰が気道の奥の方にあったり、濃度が大きかったり、塊が大きかったりすると排出されにくいので、激しい咳になるのかなと思います。

 もし症状が軽ければ、薄い痰になるはずで、これらは繊毛によって食道付近まで運ばれ、そのまま胃に落ちていくことになります。

 もしかすると寝ているときに咳があまり出ないのは、繊毛が重力に逆らって痰を上に押し上げる必要がなく、単に水平に移動させるだけだからかもしれません。(神経系の作用によるものかもしれません)

 だとすると、寝ていても咳が出てしまうというのは、症状としては少し重いということになりそうです。私のかかりつけの医師は、「寝ているときにも咳が出ますか」と聞いてから、「出ます」と答えた後に、では抗生剤をという言い方をしました。

 また咳を続けていると、気道の内側がしょっちゅう激しい空気の流れにさらされるので、気道内が荒れ、さらに咳が出やすくなるという悪循環に陥る可能性もありそうです。

 以上の私なりの分析から、気管支炎の対処方法として薬を服用するときの目安と言うか指針が作れそうです。

 ただそこまで行く前の段階で、先ず異物を取り込まない努力をしないといけないなと思います。具体的に一番わかりやすいのはマスクです。

 片方で治しながら、片方で新たに異物を取り込んでいたのでは、いつまでたっても気管支炎は軽快せず、慢性に移行する可能性もありそうです。

 他にもすでに書きましたが手洗いとうがいが大事ですね。もちろん空気の悪いと思えるようなところは、たばこも含めて近づかないのが第一条件です。

 次にそれらの防止処置を施したうえで、自身の免疫力を上げる必要がありそうです。これはいうのは簡単です。バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠、そしてストレスをためないという四つが最大の条件です。

 それらの対策をしても、何らかの原因で気管支炎になることはあるはずで、その場合症状が重くなって来たら薬の世話になります。というわけで、次回は気管支炎の薬についてまとめようと思います。
 

 

Pagetop


検索フォーム

全記事表示リンク

フリーエリア

このページの内容は
以下のメインサイトで
ジャンル別に
まとめ直しています
「シニアの健康生活あれこれ」


スポンサードリンク




にほんブログ村に 登録しています
にほんブログ村 病気ブログへ


FC2ランキングに 登録しました

最新記事

FC2カウンター

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
心と身体
652位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
病気・症状
175位
アクセスランキングを見る>>

プロフィール

hoku

Author:hoku
 高血圧、痛風の薬を毎日飲み続け、季節によっては喘息やアトピー症状に悩まされながら、健康に気を使っている60代前半のおっさんです。

 一時期、妻の突然の病死による家庭環境の激変と、仕事の重圧で、若干自律神経のバランスが狂ってしまい、体が勝手な反応をしていました(不眠、動悸、イライラ、悪夢、めまい等)

 しかし最近はなんとかその症状を乗り越え、これまで自身が体験してきた病歴と治療状況を詳細に報告しています。どなたかの参考になれば幸いです。

 ちなみに写真は私の大好きなハワイのダイヤモンドヘッドで撮影したものです。