第686回 どんな場面で腐敗を感じるか

 腐敗臭は、何もわざわざ肉を腐らせなくても、数日経過した生ゴミの臭いを嗅げばすぐ分かりますね。こういった臭いをすぐにフタをするのではなく、子供にも教えるべきだと思っています。

 さらに、この臭いと同じような臭いがほんの少しでもこれから食べようと思っているものに含まれていたら、勇気を持って食べるのをやめるべきだと子供に伝えるべきです。

 日本人の美徳かどうかは知りませんが、出されたものはすべて食べないと失礼(提供してくれた人や、その食材を生産してくれた人に対して)という感覚が強いと思います。

 自分の責任で買ったり保管しておいたものなら、変な臭いがしたらすぐに捨てることも出来るのですが、提供されたものに対して「変な味がする」とか「嫌な臭いがする」と申し出るのはかなり勇気がいります。栃木の場合もそういった感覚があったのかなと思います。

 私なんかが、「あっこれはちょっと」と感じることが多いのは、やはり外食が多いです。外食産業は、採算の問題もありますから、出来る限りたくさんのものを一度に購入し、長期間使うと言うことをするのではないかと想像していますが、その保管方法にちょっとした隙があれば、雑菌は簡単に繁殖します。

 年に1回あるかないかですが、不安に思って残すことがあるメニューでは、ラーメン屋さんの野菜炒めが多いです。さすがに肉そのものが酸っぱいと言うような経験はありませんが、白菜等の葉物類で感じることが多いです。

 あと豆腐で感じたこともあります。これは間違いなく酸っぱくなります。本当に腐敗するとものすごい嫌な臭気を発します。口に含んでみて分かることが多いですね。お店の場合は、しょうがないのでティッシュ等にはき出しています。

 ファミリーレストランでは、やはりサラダ、それもレタスの類ですね。レタスは古くなってくると、葉脈部分が茶色く酸化してくるので、まずこれが目安になります。

 さすがにドロドロになったレタスをサラダとして提供する店はありませんが、茶色い部分が多いレタスは、緑の部分だけ食べて、後は残します。

 まあ少量なら自己免疫力で、ちょっとお腹が緩くなる程度で回復しますから、あまり神経質になるのもどうかとは思いますが、生クリームの激しい症状を思い出すと慎重にならざるを得ません。

 ちなみに腐る前段階として、食品自体が水気を拭くんでグニャグニャになることが多いように思います。つまり湿気が多いと腐りやすいし、雑菌が繁殖しやすいということです。

 私は家庭菜園でいくつか野菜を作っていますが、これらの野菜はスーパーで買った野菜より小振りのものが多いのですが、同じ期間では明らかにスーパーのものの方が先にグニャグニャになってきます。

 理由はよく分かりませんが、スーパーの方は化学肥料を使い、農薬を使い、見た目を良くしている分、なんとなく図体ばかり大きくなっているような気がします。

 また温室等で大切に育てられた分、雑菌繁殖に弱いのではという印象があります。温室育ちというのは、どちらかというと中味があまり詰まっていないという否定的な要素を含んだ語句だと思いますが、やはり太陽光のもとで、雑草と共存しながら、少ない肥料を取り合って成長する野菜の方がたくましいように思えます。

 この辺りはどうも人間の成長にも言えるような気がしますね。「腕白でも言い。たくましく育って欲しい」というコマーシャルを思い出しました。 

 

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第685回 腐敗臭を感じたら食べるのをやめましょう

 北海道のO-157事件に続いて、あちこちで集団食中毒が起こり驚いています。何に驚いているかというと、その腐敗したと思われる食べものを、腐敗していると判断せずに食べてしまう人が多いということにです。

 特に栃木県で起きた集団食中毒については衝撃を受けました。報道によれば、中学生のソフトボールとホッケーの大会で、約370人が食中毒症状を起こしたと言うことです。

 原因は二つの大会で提供された弁当のようで、豚肉が変だった(酸っぱい臭いがした)という中学生のコメントが毎日新聞19日付の朝刊に出ていました。

 酸っぱい臭いがした、というのは明らかに腐敗の兆候ですが、それをそのまま食べてしまうと言う感覚が怖いです。当時周辺には保護者の方もいて、同じ弁当を食べているようですが、保護者は気がつかなかったのか、それとも気がついても言い出せなかったのか気になるところです。

 腐敗臭は日常的にも、特に野菜や肉類で感じることがあります。もしその臭いを知らないというのであれば、安いバラ肉やひき肉を買ってきて、1日暖かいところに放置すれば、その臭いを経験できるはずです。

 一度臭いを経験できれば、次からはすぐに判別できます。考えてみると、腐敗しているかどうかの区別なんてのは経験しないと分からないものであり、そうでない場合は、親が子に受け継ぐものだと思います。

 私の場合は、親が何かを食べていて、「お、これは腐っている」とか「変な臭いがする」と言って嗅がせてくれたことが、知識や経験になっていると思われます。

 核家族化で、そういった味や腐敗の伝承すら絶えつつあるのかと思うと、今後も集団食中毒が起きる可能性が大きいなと思わざるを得ません。

 一方奈良県では、豪雨災害で孤立した住民に配られたおにぎりの一部に黄色ブドウ球菌が繁殖していたようです。しかしこの菌の場合は、腐敗と違い、臭いはしないでしょうし、味もあまり変化がないと思います。従って栃木県とは違い、食べても気がつかないわけです。

 と言うことは、衛生管理をしっかりしないとこれらの食中毒はO-157同様防ぐことが難しいと思います。手や調理器具に雑菌が存在することは当たり前で、その後の弁当の保管状態等、神経を使うところはたくさんあります。

 ちなみに手洗いしない手の表面には山ほど雑菌がついています。手洗いしても毛穴の中とかに雑菌は潜んでいます。調理をすれば、こういった雑菌が食品に付着するのも当たり前です。

 私の連れが抗ガン剤治療で無菌室にいたとき、面会にはひじょうに気を使いました。ともかく手洗いとマスクは絶対です。手に付いた雑菌が一番困るというのが、担当医の共通見解でしたから、手洗いはもちろん、見舞いに行っても妻の手を握ることすら躊躇われ、悲しい思いをしました。

 それほど手の雑菌は多いということです。風邪が流行始めた時、手洗いとうがい、と判で押したように言われるのもそのためだと思います。

 とはいうものの、だから手は汚いと思って過度に清潔にするのも、今度は逆に自らの免疫力を弱めるようで、あまりよくないような気がします。
 
 というようなことを書いていたら、昔私自身が小学生の頃、生クリームにあたったことを思い出しました。吐き気と下痢が夜遅くまで続き、その経験が食中毒への恐れとなって活かされているようです。

 ただその後そのことが一種のトラウマとなり、ケーキ類の生クリームがまったく食べられなくなりました。今もあまりおいしいと感じないので、なんと50年ぐらいその生々しい記憶を保持していることになります。

 

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プロフィール

hoku

Author:hoku
 高血圧、痛風の薬を毎日飲み続け、季節によっては喘息やアトピー症状に悩まされながら、健康に気を使っている60代前半のおっさんです。

 一時期、妻の突然の病死による家庭環境の激変と、仕事の重圧で、若干自律神経のバランスが狂ってしまい、体が勝手な反応をしていました(不眠、動悸、イライラ、悪夢、めまい等)

 しかし最近はなんとかその症状を乗り越え、これまで自身が体験してきた病歴と治療状況を詳細に報告しています。どなたかの参考になれば幸いです。

 ちなみに写真は私の大好きなハワイのダイヤモンドヘッドで撮影したものです。