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第1075回 分子量の大きい物質は体内に吸収できない

 昨日までの記事をまとめると、基本的に我々人間が腸壁から吸収できる物質の分子量は500以下が適当であり、場合によっては1000近いものも吸収できる可能性があるというものです。

 で、市販の薬剤はこういった点を考慮して、腸から吸収でき、なおかつカラダに対して一定の効果を持つような物質を薬として飲むことを勧めているわけです。

 ということは逆に言うと、分子量が1000以上もあるような物質で、消化液や酵素で分解できない物質は、単に食べたり飲んだりしただけでは腸からは吸収できないと言うことになります。(逆に分解出来たら、薬としての効力を失います)

 ではそういった薬物があったとして、それを体内に循環させて病気を治したいと思った場合はどのような手段を取るのか?

 これは体の中心を通る胃や腸からは吸収できないわけですから、それ以外に直接体の中に入れる方法を取るしかないわけで、代表的なものが注射だと思います。(私の考えです)

(ただし分子量が大きいから注射を使うというわけではなく、注射そのものの利用については、また様々な理由付けがあるのだと思います)

 つまり注射によって、組織の中に直接薬剤が入り込み、それが血液やリンパ液によって体の中を循環するというものです。

 ちなみに、腸壁から吸収される薬剤は肝臓に運ばれ、そこで貯蔵されたり、他の物質への合成という過程を取りますが、血液やリンパ液に混入した薬剤は、必ずしも肝臓に到達するわけではなく、そのまま体内を駆けめぐり、様々な場所で素早く直接的な効果を発揮することになります。

 というわけで分子量の大きいものを飲んだり食べたりすると、各種の消化液や酵素等で分解され小さな分子になってしまうか、そのまま排出されることになります。

 つまり体内にひじょうに重要な物質があった時、その物質を補うために、それに関連した食物や飲物を摂取したとしても、その物質の分子量がひじょうに大きい場合、そのまま排出されるか、消化吸収の過程で別の物質に変わってしまう可能性が考えられます。

 そうゆう観点で、ここのところいろいろな健康食品の主成分を見ると、これは本当にこのままの成分が体内に吸収されるのだろうか、という疑問を持つことが多くあります。

 昨日の新聞にはコラーゲンの広告が出ていました。コラーゲンは体の関節や腱を作る際の重要成分で、加齢と共に減少すると言われています。そこでコラーゲンにまつわるいろいろな健康食品が販売されているわけです。

 しかし、強固な腱の繊維を作る物質ですから、結合がひじょうに強く、なおかつ基本単位となるコラーゲンの分子量は10万程度であるとウィキペディアに書かれていて、これが多数集まって様々な組織を作っているわけです。

 というわけで、コラーゲン含有物質を食べたり飲んだりすることによって、果たしてコラーゲンが増えるのか?という根源的な問題に突き当たることになります。
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hoku

Author:hoku
 高血圧、痛風の薬を毎日飲み続け、季節によっては喘息やアトピー症状に悩まされながら、健康に気を使っている60代前半のおっさんです。

 一時期、妻の突然の病死による家庭環境の激変と、仕事の重圧で、若干自律神経のバランスが狂ってしまい、体が勝手な反応をしていました(不眠、動悸、イライラ、悪夢、めまい等)

 しかし最近はなんとかその症状を乗り越え、これまで自身が体験してきた病歴と治療状況を詳細に報告しています。どなたかの参考になれば幸いです。

 ちなみに写真は私の大好きなハワイのダイヤモンドヘッドで撮影したものです。