第1170回 人間ドック血液検査で新基準

 昨日の記事からの続きになると思います。今日の毎日新聞朝刊の社会面に「人間ドック血液検査で新基準」という記事が出ています。

 これまでは各部門の専門学会が、それぞれの基準値を作成したようですが、今回は人間ドック学会と健康保険組合連合会が、ガン等の病歴が無い、血圧や糖尿病関係の薬を服用していない、さらに喫煙習慣が無い、という、要するに比較的健康だと思われる方たちのデータから作成した基準だそうです。

 結果は一目瞭然で、これまでより基準値がかなり緩やかになりました。つまりこれまでの基準値は、スーパーマンのような無欠の人間を参考にした健康尺度のようなものだったのかなと判断しています。

 新聞には新しい基準値と従来の基準値の比較表が掲載されています。男性の場合は、総コレステロールは151~254となっています。従来は140~199でしたから、かなりのアップです。

 またLDLコレステロールは従来の60~119に対して、新基準は72~178とこれまた大幅アップです。数字だけ見ると、従来の数値がいかに厳しかったかが良く分かります。

 そこで昨年の夏、私が受けた血液検査結果を探してちょっと調べてみることにしました。

 私の場合の数値ですが、総コレステロ-ルは246で、従来の基準なら一発アウト。新しい基準では、高いほうに位置しますが、とりあえず健康な人と言われている基準の範囲内です。

 LDLコレステロールはどうかというと、124。これまた従来の基準ではアウトなので、血液検査結果通知書には赤いマークがついています。

 しかしこれも新しい基準なら、それこそまったく問題ないことになります。

 で検診結果の表には指導ならびに注意事項と言う項目があって、脂質異常の疑いがありますとか、肝臓病の疑いがありますと書かれています。

 肝臓病についてはガンマGTPの基準値が従来55までとなっていて、私の数値がたまたま56。しかし結果は肝臓病の疑いありですから、コンピューターによる分析は杓子定規です。

 ちなみに新聞記事ではガンマGTPについても大幅に変わったと書かれていたのですが、数値が記載されていません。ネットで調べてみても不明。ただ「大幅に」という書き方を考えると、56と言う数値はまったく問題ないように思えます。

 しかし私の場合は、何回もこういった血液検査を受けて、なんとなく体感でこのぐらいの数値なら問題ないだろうと思っていましたが、初めてこういった検査を受けて、脂質異常とか肝臓病の疑いなんて書かれたら、心配性の人は、普段体調良好であっても、びっくりして病院に駆け込むかもしれません。

 その結果は昨日の記事の通りで、「本当は健康なのに病気かもしれない」と思い込む人が出る可能性があると言うことです。

 今回の新基準は、実態に即した数値を採用しているところが画期的なものだと思います。またこういった検査結果の数値は、数日で変化することもありますから、よほど極端な値が継続しない限り、自分は健康なんだと思ったほうがよさそうです。

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コメント

Re: 医者は知識として病気を知っているだけです
 こんにちは、コメントありがとうございます。まったく同感です。

 たった1回の検査で、そのときたまたま血圧が高かったため、以後降圧剤を飲み続けています。
そのときに「どんな生活をしているか?」「食べ物はどうか?」「運動しているか?」というような
問診は無く、ただ「血圧が高いですね。降圧剤を飲みましょう」と宣言され、以後20年以上
飲み続けています。

 TAROさんが言われるように、通常の体調不良なら、9割がた様子を見ていれば自力で治す
ことが出来るようです。しかし大病ではないかという不安がありますから、つい医者に行くと
以前の医院では、すぐに血液検査だの心電図だのの検査が入り、長時間体を小突きまわされます。

 最後に結果の数値をコンピューターで見て、重々しく医師が「これは・・・・が悪いので
薬を出しておきます」となり、病名確定、一件落着?になりますが、そこに健康指導という要素は
まったくありません。

 医療のあり方という根源的な問題かと思いますが、私も降圧剤と通風の治療薬は手放せません。
  • 2014-04-07│09:20 |
  • maitai0404 URL│
  • [edit]
医者は知識として病気を知っているだけです
こんにちは。

わたしは肝臓に持病を持っているので病歴は大変長いのですが、
持病以外にも全身麻酔の手術や小さな病気も多く経験しています。

経験上、医者に行くと病気になる、と思っています。

生活をしていれば心身の不調を訴えることは珍しくなく、
それは環境の変化や時間の経過とともに自然治癒することが多いのですが、
その自然治癒に至るまでに通院すると
なにがしかの病名を与えられ、くすりを処方され、病人となります。

医者は患者の症状を和らげて、
業務に復帰させることを考えてそうするので
それはそれで正解だと思っていますが、
くすり依存になってします身体のことまでは考えていないように感じます。

とっくに精神疾患は良くなっているのですが、
いまだくすりが取れずにジタバタしています。
  • 2014-04-06│21:07 |
  • TARO URL│
  • [edit]

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hoku

Author:hoku
 高血圧、痛風の薬を毎日飲み続け、季節によっては喘息やアトピー症状に悩まされながら、健康に気を使っている60代前半のおっさんです。

 一時期、妻の突然の病死による家庭環境の激変と、仕事の重圧で、若干自律神経のバランスが狂ってしまい、体が勝手な反応をしていました(不眠、動悸、イライラ、悪夢、めまい等)

 しかし最近はなんとかその症状を乗り越え、これまで自身が体験してきた病歴と治療状況を詳細に報告しています。どなたかの参考になれば幸いです。

 ちなみに写真は私の大好きなハワイのダイヤモンドヘッドで撮影したものです。