FC2ブログ
HOME   »  老化、老衰、認知症  »  第1220回 認知症の人が徘徊をする理由は

第1220回 認知症の人が徘徊をする理由は

 認知症になった高齢者が徘徊をして、交通事故にあったり行方不明になったりという事件?が日常的に起きるようになってきたなと感じています。

 統計的な数字は分かりませんが、長寿になり、高齢者が増え孤立する人が増えれば、必然的に認知症も増え、その結果徘徊も増えると思われます。

 私は普段家にいることも多いのですが、時折災害放送で行方不明者の呼びかけが行われいるのを聞きます。その頻度は、この地域に越してきた20年前に比べると明らかに増えています。

 家族が同居している場合は、四六時中観察しているわけですが、家族にも家族の生活がありますから、本来ならもう少し行政が手を差し伸べるべきだとも思えます。

 しかし、社会保障費の増大や国家予算の厳しさを考えると、これもまた家庭内の自助努力によって支えるしかないという現状にならざるを得ない部分もあるようです。

 そう考えると、いたずらに長寿を追い求める今の医療体制にも、少しばかり不信感を覚えてしまいます。人間の一生、特に晩年はどうあるべきかということを、倫理的に考えないといけない時期に来ているのかもしれません。

 一方、認知症を予防することについては、かなり啓発活動も行われているようで、団塊の世代前後の方は、自分の健康についてかなり意識をして、日ごろからウォーキング等に取り組んでいるようにも見えます。

 そういった効果が今後統計数値にうまく表れることを願っていますが、こういった記事を書いていて、そもそも「なんで認知症は徘徊を繰り返すのか」ということが気になってきました。

 ネットでもそういった疑問を感じている方は多くいるようで、答えの方は

・ 現在の生活環境(場所や人間関係、足りないものがある)に何らかの違和感があったり、何かやらなければならないこと(仕事や家事)を思いつく

・ ということが出発点になり、昔の安定した環境を求めて、誰にも断らずに出かける(断ると引き止められるので)

・ 単純に近所を一周して帰ってくることもあるが、出かけているうちに自分の居場所を見失ってしまうことがある

・ さらに歩いているうちに、出かけた理由すら忘れてしまう

・ その結果、何のために歩いているかも分からなくなる

 悪循環といえばそれまでですが、なかなか回りの人間には理解できない行動のように思えます。

 よく聞く話では、昔のことは覚えているが最近のことは覚えていないといいますから、脳の奥深い部分の指令に従って情動的に行動を起こしたものの、脳の表面部分にある、記憶、理解、思考といった分野が衰えているので、歩いているうちに何をしているのか分からなくなってしまうということのように思えます。

 ではどうすればいいのか?というのが問題ですが、それが分かれば苦労はしないというのが、今まさに認知症の現場で働いている方たちの本音だと思います。

 
関連記事
Comment
Trackback
Trackback URL
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
検索フォーム
全記事表示リンク
フリーエリア

このページの内容は
以下のメインサイトで
ジャンル別に
まとめ直しています
「シニアの健康生活あれこれ」


スポンサードリンク




にほんブログ村に 登録しています
にほんブログ村 病気ブログへ


FC2ランキングに 登録しました

最新記事
最新コメント
カテゴリ
FC2カウンター
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
心と身体
159位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
病気・症状
23位
アクセスランキングを見る>>
リンク
病気SNS以外は管理人の個人サイトです
プロフィール

hoku

Author:hoku
 高血圧、痛風の薬を毎日飲み続け、季節によっては喘息やアトピー症状に悩まされながら、健康に気を使っている60代前半のおっさんです。

 一時期、妻の突然の病死による家庭環境の激変と、仕事の重圧で、若干自律神経のバランスが狂ってしまい、体が勝手な反応をしていました(不眠、動悸、イライラ、悪夢、めまい等)

 しかし最近はなんとかその症状を乗り越え、これまで自身が体験してきた病歴と治療状況を詳細に報告しています。どなたかの参考になれば幸いです。

 ちなみに写真は私の大好きなハワイのダイヤモンドヘッドで撮影したものです。