第1534回 動脈硬化の原理とくも膜下出血

 我が家の近くには、埼玉県でも清流として有名な高麗川が流れています。元気なときは朝や夕方に整備された河川敷のウォーキングを楽しんでいます。

 川沿いに市が数kmの遊歩道を整備し、早朝から夕方までたくさんの人が健康のためにが歩いています。冬場は餌を求めてやってくる野鳥も増え、葉が落ちた樹木の合間に見える珍しい野鳥を求めて、大きな望遠レンズをつけたカメラを持った野鳥愛好家がウロウロしています。

 遊歩道はきれいに整備されていますが、その周辺には踏み分け道と思われる小路もあり、私はどちらかいえば、こういった踏み分け道の方が好きです。

 理由は単純。私は歩きながら野鳥や昆虫を撮影したりするのが好きだからです。というわけで、雑草の間を抜けて、なるべく川っぺりを歩くのですが、当然ながら川の流れが目に入ります。

 水量が多い少ない、ゴミが多い少ない、水がきれいか澱んでいるか、というのが最初に目に入るのですが、この流れの様子を見て、あ~まさしくこれは人間の血液(血管)と同じだなと感じます。

 ゴミがたまっている細い流れに小枝が引っかかると、さらにゴミが堆積していきます。するとその周辺に押し寄せた水の体積が徐々に増して、あるとき突然水流とごみのバランスがくずれ、どっと水が流れます。

 また水が流れず、たまりにたまった水の一部は徐々にその流域をひろげ、これまでとはまったく全く違う別の場所の水かさが増えていきます。

 ある時、こういった水の流れを見ていて、はっと気がついたのは、まさにこれこそ血圧の原理であり、動脈硬化の原因だなということです。

 血液中にも血球やコレステロール、様々な無機物が含まれていて、それらが押し合いへし合いしながら動脈から毛細血管に向かって流れています。

 単なる水ならサラサラ流れるはずですが、様々な物質が溶け込んでいるため、血液そのものの粘性も大きくなり、ちょっとした血管の形により、淀みができたり激しいながれができたりします。

 それをマクロ的に見たのが血圧だといえそうです。血流が滞れば、そこをなんとか無理に流そうとして、自動的に血圧が上がります。

 不純物(コレステロール、中性脂肪)等が多くなれば、血液の粘性は増し、血液中に溶けきれないコレステレロールは液体から固体へと変わり、血管内の内壁に脂分として付着します。

 こうなると見かけ上の血管はますます細くなり、中を通り抜ける血液は狭い通路内を抜けざるを得ません。駅の改札口に群衆が押し寄せた状態と同じです。

 というわけで、この状態が続くと、血液は防御が手薄になった血管壁に殺到し、ついにはそこを突き破るということになりかねません。これが脳内に起きれば脳梗塞であり、くも膜下の血管で起きればくも膜下の出血となるのかなと思えます。

(続きます)
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プロフィール

hoku

Author:hoku
 高血圧、痛風の薬を毎日飲み続け、季節によっては喘息やアトピー症状に悩まされながら、健康に気を使っている60代前半のおっさんです。

 一時期、妻の突然の病死による家庭環境の激変と、仕事の重圧で、若干自律神経のバランスが狂ってしまい、体が勝手な反応をしていました(不眠、動悸、イライラ、悪夢、めまい等)

 しかし最近はなんとかその症状を乗り越え、これまで自身が体験してきた病歴と治療状況を詳細に報告しています。どなたかの参考になれば幸いです。

 ちなみに写真は私の大好きなハワイのダイヤモンドヘッドで撮影したものです。