第1689回 私の高次脳機能障害と思われる具体例

  結局ふらつき等の改善は、長期間地道に何らかの方法を実行し、その結果改善されることを信じるしかないような気がします。そして年単位でその結果を振り返ると「良くなっている」という感触が得られるということです。

 しかし日常生活の中で、そういったことを信じて地道に努力するということは、実感が伴わないだけに実に辛い。本当にこの方法で良いのか?効果は上がっているのか?としょっちゅう疑心暗鬼になります。

 こういった改善に関する疑心暗鬼は、私の場合「ふらつき」以外の様々な症状でも感じています。それがすべて高次脳機能障害によるものなのか、単に加齢によるものなのか、クモ膜下出血から1年9か月経過し65歳になった今では判然としなくなっています。

 先日、このブログに書いたクモ膜下出血の過去記事を少し読み返していたのですが、この病気を経験する前と経験後に「今までと違うぞ」と感じた体調の変化は以下の通りです。

・ ふらつき:体が傾いた方向にたおれこんで行くという感覚

・ ろれつの回りにくさ:同じ言葉で引っかかり、言い直そうとしても治らず、使う言葉を別の語句にして意思疎通

・ 味覚異常:それまで感じていた味覚、特においしかったものの記憶と新たに感じる味覚が異なる

・ 便秘がち:手術直後から便秘がちとなり、それまで感じたことがない便の滞留を感じるようになりました

・ 短期記憶障害:リハビリ中にも、ある物をどこかに置いて、ちょっと違う作業をしてから置いたものを探すという実験?を行いましたが、ともかくすぐ忘れてしまいます。

 これは今も続いていて、息子の予定を聞いて、5分後にまた聞き直すということを何回かやり、息子に呆れられたので、今は聞いたらメモ書きをするということで対応しています。

 また、今は普通に車を運転していますが、スーパーに行って車を停めた場所を忘れてしまうということが何回かあり、駐車場を右往左往。今は停めるときに、場所を少し意識して停めるようにしています。

・ 腰痛:これは当初の入院生活で経験。どうやら最初はベッドからほとんど動くことが出来なかったので、その間に腰内部の筋肉が衰えたことが原因ではないかと思っています。今は朝のストレッチ等でほぼ解消しています。

・ 運動機能の衰え:ふらつきとも関係あると思いますが、もともと字を書くのが下手くそなのですが、それが一層ひどくなりました。丁寧に書いても、後で見ると判読しずらい文字を書くようになりました。

 また楽器等の演奏で細かい指の動きが出来なくなり、好きだったギターやフルートの演奏もほとんどやらなくなりました。練習を始めると悲しくなるからです。

 しかしもしかすると頑張って続ければリハビリになるかもしれないなと、最近ふらつきの減少を感じてから思うようになりました。

・ 睡眠時間:リハビリ療養病院を退院して自宅に戻って、脳を休ませるために寝たい間は寝ていようと思ったら、当初の睡眠時間が9~11時間になりました。今は7~8時間です。

・ 半側空間無視?リハビリの専門用語みたいですが、要するに見ている情景の半分が認識できない状態のようです。この語句に適合するのかどうかは不明ですが、退院して車の運転を始めた時、車が必要以上にセンターライン寄りになると息子から指摘されました。

 そのことを意識するようになって、今は問題なしです。まあ他にもいくつかあるのですが、まあとにかく生活の中で高次脳機能障害かもと感じることが増え、いずれも生活しにくい症状であることは間違いないので、気が付いたら少しずつ意識するしかないのかなと思っています。

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プロフィール

hoku

Author:hoku
 高血圧、痛風の薬を毎日飲み続け、季節によっては喘息やアトピー症状に悩まされながら、健康に気を使っている60代前半のおっさんです。

 一時期、妻の突然の病死による家庭環境の激変と、仕事の重圧で、若干自律神経のバランスが狂ってしまい、体が勝手な反応をしていました(不眠、動悸、イライラ、悪夢、めまい等)

 しかし最近はなんとかその症状を乗り越え、これまで自身が体験してきた病歴と治療状況を詳細に報告しています。どなたかの参考になれば幸いです。

 ちなみに写真は私の大好きなハワイのダイヤモンドヘッドで撮影したものです。