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第824回 心臓の働きの授業について

 ちょっと前になりますが、私が勤務している高校(どちらかと言えば勉強が苦手な子が多く集まった学校です)の生物の授業で心臓の話をしたことがあります。私自身は物理が専門なので、心臓の授業と言っても4つの部屋に分かれていて、そこから血液がポンプ作用によって肺や全身に送り出されている、ぐらいの知識しかありません。

 しかしそれでは授業そのものが5分で終わってしまうので、事前に調べておいた内容を、あたかも昔から知っているような顔をして説明していきます。

 例えば、心臓の大きさはにぎりこぶし1個分ぐらい。(小学生でも知っているかもしれません)そこに大動脈や大静脈という血管がつながっていますが、その直径は数cmもあるということ。実際に握り拳を作って、そこに4本ぐらいのパイプを接続すると、心臓の模型が出来ます。

 さらに1分間の拍動数はだいたい70回ぐらい。これもだいたい常識として知っています。ただ数字に弱い子は呼吸の数と間違えて1分間に20回とか言って笑わせてくれますが、真面目に言っている場合もありますので、すぐに笑って馬鹿にしたりせずに、「本当か?」と言いながら、脈の取り方を教えます。

 次に全身を流れている血液の総量は体重の8%弱だと教えて、仮に体重60kgなら、血液は何kgぐらい?と聞きながら、徐々に計算に導いていきます。(物理屋なので、こういった話の方が私は面白く感じられます)

 計算結果は4.5Lぐらいです。この内3分の1ぐらいを失ってしまうと出血多量で意識を失い、命に関わることになります。

 と言うような計算と話しをして、それでは1回の拍動でどのくらい血液が送られていますか、みたいな問いかけを行った後、(実際には70mL前後です)では1分間でどのくらいの血液が心臓から出ていきますか、と聞きます。

 計算式は70mL×70回ですから、4900mL=4.9Lとなり、ほぼ1分間で我々の血液は体中を循環することになります。というような説明をすると、「おお~!」というような声が聞こえます。

 まあ普段あまり意識していないことですが、まさか1分間で全身の血液がほぼ1周するという認識はないと思います。

 続いて今度は、じゃあ1時間に心臓は何回拍動するの?と聞いて、70回×60秒×60分を計算させます。我ながらしつこいな、と思うこともありますが、かけ算が出来ることも大事だと思っているので、出来るだけ筆算で頑張らせます。

 答は252000回。(今電卓で計算しました)さらに、じゃあ1日なら、一生80年ならと聞きます。真面目な子はちゃんと計算しようとします。252000×24×365=2177280000回です。これは約22億回。ものすごい数です。

 だから心臓を大事にしましょう、という最後はちょっとよく分からないまとめの言葉で終わっているのですが、この20億回という数字は、どうやら心筋の寿命にも相当するようです。

 つまりこの回数に近づいていくと、徐々に心臓の筋肉を構成する細胞の老化が進み、拍動が弱くなっていくということだと思います。

 だとすると、スポーツなんかやると、やたら心臓が早く動きますから命を縮めるのでは、という危惧を感じてしまいますが、運動をしなければ血液循環がわるくなりますから、それはそれで心筋が弱くなってしまうことになります。

 つまり適度に運動をして、心筋内を血液がサラサラと流れる状態をつくることによって、本来20億回でダウンしそうな心臓を、なんとか25億回ぐらいまで頑張らせれば、心臓については100歳まで生きることが出来るという結論になりそうです。
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hoku

Author:hoku
 高血圧、痛風の薬を毎日飲み続け、季節によっては喘息やアトピー症状に悩まされながら、健康に気を使っている60代前半のおっさんです。

 一時期、妻の突然の病死による家庭環境の激変と、仕事の重圧で、若干自律神経のバランスが狂ってしまい、体が勝手な反応をしていました(不眠、動悸、イライラ、悪夢、めまい等)

 しかし最近はなんとかその症状を乗り越え、これまで自身が体験してきた病歴と治療状況を詳細に報告しています。どなたかの参考になれば幸いです。

 ちなみに写真は私の大好きなハワイのダイヤモンドヘッドで撮影したものです。